宇宙最強のモンスター!?ブラックホールの正体と、その中にある不思議な世界

🌙空の雑学🌦️

光さえも飲み込み、一度入ったら二度と戻れない。

そんな恐ろしいイメージがありますが、実はブラックホールはただの「穴」ではありません。

そこには、私たちの常識が180度ひっくり返るような、信じられない世界が広がっているんです。

今日は、宇宙の神秘ブラックホールの世界へ皆さんをご招待します!

それでは、いってみましょー!!

地球が「パチンコ玉」になったらブラックホール?

ブラックホールは、もともとは「巨大な星」でした。

星が一生を終えるとき、自分の重さに耐えきれなくなって、ギュウギュウに押しつぶされて生まれます。

どのくらい押しつぶされるかというと……

  • 地球をブラックホールにするなら、パチンコ玉(直径約1cm)のサイズまで。
  • 太陽をブラックホールにするなら、半径3kmまで。

想像してみてください。

この巨大な地球をパチンコ玉サイズにギュッと凝縮するんです。

この「超高密度」こそが、何でも吸い込む強烈な重力の正体です。

戻れない境界線「イベント・ホライズン」

ブラックホールには、ここを越えたら絶対に逃げられないという境界線があります。

これを「イベント・ホライズン(事象の地平線)」と呼びます。

↓こちらはNASAのHPで公開されているシミュレーション画像ですが、中央の黒い部分が「イベント・ホライズン」です。

出典:NASA, ESA, and D. Coe, J. Anderson, and R. van der Marel (STScI) (この画像はNASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡などのデータに基づいたシミュレーション画像です)https://images.nasa.gov/details/behemoth-black-hole-found-in-an-unlikely-place_26209716511_o

光は1秒間に地球を7周半もする、宇宙で一番速い存在です。

その光ですら、この境界線を一歩越えると二度と外へは出てこられません。

だから、ブラックホールは光を発することができず、真っ暗な「闇」として宇宙に浮かんでいるんです。

体が麺になる?恐怖の「スパゲッティ化現象」

もしもあなたが足からブラックホールに近づいていったとしたらどうなるでしょうか?

おそらく、あなたの体は「スパゲッティ」のように細長く引き伸ばされてしまいます!

ブラックホールの重力は、距離が少し変わるだけで劇的に強さが変わります。

  • 足元にかかる重力が、頭にかかる重力よりも圧倒的に強くなる。
  • その結果、体が縦にびよーんと伸ばされ、横はギュッと潰される。

科学者はこれを真面目に「スパゲッティ化現象(Spaghettification)」と呼んでいます。

※イメージです。

恐ろしいけれど、なんだかユニークな名前ですよね。

時間がゆっくり流れる不思議

ブラックホールのもう一つの魔法は、「時間を操る」ことです。

アインシュタインの相対性理論によると、重力が強い場所では時間の進みが遅くなります。

例えば、あなたがブラックホールのすぐそばで1時間過ごして、地球に戻ってきたとしましょう。

すると、地球では数十年、あるいは数百年もの時間が経っているかもしれません。

まるで「浦島太郎」のような体験が、宇宙では本当に起こり得るのです。

まとめ

ブラックホールの中がどうなっているのか。

実は現代の最高の科学者たちでも、まだ正確にはわかっていません。

「吸い込まれたものはどこへ行くのか?」 「別の宇宙につながっているのか?」

そんなワクワクする謎が、今も宇宙のどこかで解き明かされるのを待っています。

2019年には初めてその姿が撮影されました。

人類の夢は、一歩ずつブラックホールに近づいています。

宇宙には夢がたくさん詰まっていますね!

それでは、また!

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