「せっかくの休日なのにまた雨か…」
「私ってもしかして、雨女…?」
楽しみにしていた土日を狙ったかのように雨が降る現象、みなさんも経験ありませんか?
この現象は「みなさんが雨男や雨女だから」ではなく、ちゃんとした科学的理由があるのです!
それでは、解説していきましょう!
そもそもなぜ天気は変わるのか…?
みなさんは天気予報などで「高気圧」や「低気圧」という言葉を聞いたことはありますか?
以前の記事では、冬に日本海側で大雪が降る理由やフェーン現象が起こる理由などを解説してきましたが、気圧は天気を決める非常に重要な存在なのです!
↓こちらの記事でも解説していますが、高気圧では晴れ、低気圧では曇りや雨になることが多いです。
春はこの「気圧」によって天気が非常に変わりやすい時期なのです!
春の気圧の特徴
では具体的にどのように気圧が変化するかというと、高気圧と低気圧がだいたい1週間ごとに入れ替わるようになります。
もうお気づきですね。
気圧の変化が「1週間」のサイクルにハマってしまうと、数週間にわたって平日が晴れ、週末が雨、とパターンが固定されてしまいます。
例えばこんな感じ。
・月~水:高気圧に覆われて晴天
・木、金:低気圧が近づき、天気が下り坂に
・土、日:低気圧が通過し、雨になる
・月~:再び高気圧がやってきて晴れ、を繰り返す
もちろん必ずしも1週間というわけではなく、短いスパンで切り替わることもあれば長引くこともあります。
なぜ高気圧と低気圧が入れ替わるの?
日本上空では西から東に常に風が吹いており、これを「偏西風」といいます。
この偏西風は、暖かい空気と冷たい空気の境目を通るという特徴があるため、季節によって通り道が変わります。
冬の時期は、冷たい空気が日本上空に、温かい空気が南の太平洋側にあるため、日本の南を通っています。↓

一方で夏の時期は、温かい空気がぐっと日本上空に張り出し、冷たい空気は日本の北側に追いやられるため、日本の北側に通り道ができます。↓

春や秋はちょうど境目が日本の上にできるため、ここが通り道になります。↓

よって、春や秋は高気圧や低気圧が日本上空を通過しやすくなるという現象が起こるのです。

おまけ:高気圧と低気圧のでき方
以前に書いた気圧の記事でも解説していますが、高気圧と低気圧はでき方が異なります。
さらに冬の高気圧・低気圧と、春の高気圧・低気圧もでき方が違ってきますので、まとめて解説していきます。
高気圧のでき方
ざっくりというと、高気圧は「空気が下降しているところ」にできます。
例えば、冬の大陸で空気が冷やされて重くなり下降する、とか、赤道で温められた空気が北上し、中緯度地域で下降する、とか。
春の高気圧は偏西風で「風が収束する場所」で発生します。
収束を言い換えると、「渋滞」のようなイメージでしょうか…(^^;
図で解説します。
偏西風は直線的に吹いているのではなく、南北に大きく蛇行して吹いています。
この時、北から南にカーブを曲がった際に風の収束、つまりは渋滞が起きます。
渋滞して行き場を失った空気は地上に向かって下降し、高気圧となるのです。

低気圧のでき方
一方、低気圧は「空気が上昇しているところ」にできます。
例えば、温められて空気が上昇する、山に風がぶつかって上昇する、などですね。
春の低気圧は偏西風で「風が発散する場所」で発生します。
発散を言い換えると、「ばらける」ようなイメージです。
こちらも図で解説。
南から北にカーブを曲がった先では、風の発散、つまりばらけが起きます。
風がばらけると空気が足りなくなり、足りなくなったように空気が吸われて上昇気流が発生し、低気圧となるのです。

まとめ
春は花見やハイキングなど、外でのアクティビティが楽しくなる時期ですが、同時に天気が不安定になる時期でもあります。
時には週末が来るたびに雨模様、なんてこともあるかもしれませんが、科学的な理由を知っていれば、雨へのイライラが科学への好奇心に変わるかもしれませんね!
それでは、ステキな春をお楽しみください!


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