前回は「Wスライムゼリー」を使った子どもの探求心を育てる声掛けの例を紹介しました。
今回紹介するのは、こちら!

「グミつれた」という知育菓子です。
グミつれたは、自分の手を使って「試して」「つくる」という、Wスライムゼリーよりも実験要素が強い知育菓子となっています。
どうしたらなが~いグミが作れるか、そもそもどうしてグミが固まるのか、前回に引き続き子どもの好奇心をくすぐる優秀な「教材」です。
小さいお子さんでも楽しく作れますので、ぜひ親子で試してみてください!
「グミつれた」ってどんなお菓子?
中身を見てみるとこんな感じです。

トレー、スプーン、ストロー、グミのもと2種類、あわソースのもと、ジュースのもとが入っています。
作り方を簡単に説明すると、「ジュースのもと」に「グミのもと」を入れると固まるので、それをストローで釣り上げる、といった感じです。
できたグミは「あわソース」で味付けして、おいしくいただくことができます!✨
さっそく作ってみましょう!
まずは準備!グミを固めるジュースを作ろう!
ここからはパッケージの裏側の説明に沿って実際に作っていきます。
トレーの内側の線まで水を入れて、「ジュースのもと」を入れて混ぜます。

混ざりにくい部分もあるので、よーく混ぜましょう。

ちなみに前回のWスライムゼリーとの違いですが、ジュースのもとは水に入れても発泡しません。
Wスライムゼリーをつくったことがあるなら、その違いに気づかせてあげるのも面白いと思います。
例えば、
「あれ、これは泡出ないね。なんでだろうね。」
など、考えるきっかけを与えると子どもは探求モードに入りますよ!
しっかり混ぜたらグミを固める準備は完了です。
あわソースを作ろう!
次はグミを作った後の「味付け」の準備です。
付属のカップで水を入れ、「あわソースのもと」とまぜまぜ。

ここで知育菓子おなじみの反応!
問いかけポイントです!
Wスライムゼリーをつくったことがないなら、
「なんか出てきてない?」
作ったことがあるなら、
「なんであわって出るんだっけ?」
です。
この反応を初めて見るのであれば、「化学反応」との最初の出会いです。
「違うもの同士が混ざると変化が起きることがある」ことに気づかせてあげましょう。
お子さんが小さくて難しいならば、「あわのもとが入っていたんだね」などの声掛けでもいいです。
経験済みならば、おさらいして思い出させてあげましょう。
化学反応については中学2年生の分野なので、言葉だけでも教えておいてあげるといいと思います。
いずれにせよ親が答えをすぐに言ってしまうのではなく、考えたり、観察したりする時間を作ってあげてください。
ちなみに前回の記事でも解説しましたが、この泡の正体は「二酸化炭素」だと思われます。
こちらがグミつれたの成分表。↓

重曹と酸味料が中和して二酸化炭素が発生した、というわけですね。
クラシエの公式HPも紹介していますので、詳しくは前回の記事をご覧ください。
おまけ①:お好みでソースのとろみを調整しよう!
先ほど作ったあわソースですが、この後作ったグミをこのソースにつけて食べることになります。
が、ここでもまた私の変な癖が…。
このソース、もっとトロトロにしたいなぁ…。
と。笑
前回とやってることが相変わらず…(^^;
私は混ぜるという行為がどうやら好きなようです。笑
さすがに前回ほどではありませんが、300回ほど混ぜてこのような感じに。

トロトロ食感が好きな人は、ぜひたくさんまぜまぜしてください。
ただしシュワシュワ感は当然無くなってしまうので、ここはお好みで。
いよいよ実験!グミを釣ろう!
さて、ここまで来たらいよいよ本番です!
実際にグミを作ってみましょう。
ジュースの表面に「グミのもと」を浮かべて…。

ストローをL字にして下からすくい上げるように「釣って」いきます!
すると…!


グミが釣れました!
これ、大人がやってもかなり楽しめます。
特にグミができていく様子を見るのは非常に面白く、よくできてるな~と感心してしまいました。
さっそく、あわソースに入れてパクリ。

ひじょーにおいしい…。笑
あわソースの酸味がかなり効いていて、さわやかな味わいです。
小さいころに食べたねるねるねるねを思い出しました。
…さて、本題に行きましょう(^^;
ここでの問いかけポイントは、
「どうしたらもっと長くなるかな?」
がよいかと思います。
「なんでグミになったのかな?」もいいのですが、お子さんは今まさにワクワクモードに突入しているはずです。
「早く次をつくりたい!」という気持ちを邪魔しないように、なおかつ自分で考えながら作ろうとするきっかけとして、この問いがよいかなと思います。
ここがグミつれたの真骨頂です!
さあ、実験スタートです!
長ーいグミ作ってみた。
ここから先は特に正解はありません。
好きなように実験させてあげてください。
私が試した方法はこんな感じ。
①ジュースに粉を「横長」に浮かべる

塊でジュースに浮かべると幅が広くなり、長さが出なくなってしまいます。
そこで幅が広がらないよう、あらかじめ縦長に粉を浮かべてみました。
結果はこんな感じ。↓

先ほどよりも粉を多く出してしまったというのもありますが、縦長のグミができました!
②粉を振りかけながら釣る
今まではジュースに粉をあらかじめ浮かべていましたが、今回は釣り上げながら粉をかけるというパワープレーです!笑
ストローを引き上げては粉をかけ、引き上げては粉をかけ…。

最終的にこんな感じになりました!↓

長さは先ほどと同じくらいですが、使った粉の量は少なめ。
非常に効率的に長さを出せたかなと思います。
おまけ②:なぜ粉が固まるのか
グミのもとをジュースに入れるとグミ、というよりゼリーのような感じで固まりますが、これは前回の記事でも紹介した「アルギン酸ナトリウム」によるものです。
アルギン酸と乳酸カルシウムのカルシウムイオンが化学反応を起こし、分子と分子が連なるわけですね。
科学用語でイオン架橋と言い、クラシエの「つかめる実験!ふしぎ玉」と同じ原理を利用しています。
(ふしぎ玉についての公式HPはこちら!https://www.kracie.co.jp/foods/okashi/chiiku/product/fushigidama/learning.html)
ちなみに前回使用したWスライムゼリーの成分表。↓

ばっちりアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムが使われていますね!
知育菓子ではおなじみの化学反応です。
色を変えよう!
楽しく実験できたら、次は気分を変えて違う種類のグミを作ってみましょう。
ぶどう味の上からソーダ味の粉をかけて…

釣り上げると…

赤と青が混じったカラフルグミの完成です!
さてここで問いかけポイント。
「なんで青くなったのかな?」
と聞いてみましょう。
この青色の正体は実にシンプルです。
成分表を見てみると「スピルリナ青」という色素がありますが、その名の通り青色の天然色素です。
クラシエの公式HPでも解説されていますが、塩湖に繁殖する藻から抽出されたものですね。

成分表を見て、ぜひ親子で探してみてください!
まとめ
今回紹介したグミつれたは、自分の手を動かすので子どもが夢中になって遊べるお菓子です。
作っているうちに、「こうしたらうまくいきそう」とか、「こうやったらどうなるかな?」など、いろんなことを考えるはずです。
この「自分で試す」というのが非常に大切です。
学校の授業はどうしても一方的に先生から教えられるという構図が多いですが、ぜひご家庭では好奇心を伸ばしてあげられるような声掛けをしてあげてください!
きっと成長につながっていくはずです。
そして何より、お子さんとの時間を楽しんでくださいね!
それでは、また!
※本記事の内容は、パッケージに記載された原材料や公式HPの情報に基づき、一般的な化学知識を用いて筆者が考察したものです。クラシエ株式会社の公式見解を代表するものではありません。実験や調理を試される際は、公式HPや商品のパッケージをよくお読みください。また、アレルギーをお持ちの方が召し上がる際は、必ず最新のパッケージ裏面をご確認ください。



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