クリスマスリース、お店で買うのも素敵ですが今年は「手作りリース」に挑戦してみませんか??
というのも、秋の今頃はリースづくりにぴったりな素材が簡単に手に入ります。
今回の主役は、夏から秋にかけてものすごいスピードで伸びるツル性の植物、「葛(くず)」です!

すさまじい繁殖力で時には厄介者扱いされてしまいますが、工作では大活躍の素材です!
自然のもので手作りするからこその味のある作品が作れますので、皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね!
それでは、いってみましょー!!
クズってどんな植物?
リース作りの前に、まずは主役の「葛(クズ)」についてのご紹介。
なぜクズのツルがリースに適しているのでしょうか?
驚異の成長力!ツル性植物の戦略
クズの成長スピードは驚異的です。
これは、光を求めて一刻も早く周囲に伸びる「ツル性植物」の戦略といえます。
自分の体を伸ばすことに専念し、足場は他の植物を「借りれば」いいのです。
たとえば、こんな感じ。↓

こうすることによって光を独り占めし、ほかの植物よりも優位に立って大繁殖します。
「簡単にたくさんの素材が入手できる」のも、リースづくりに適している理由ですね。
海外では厄介者扱い…
前回の記事で、セイタカアワダチソウが日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれている話を書きましたが、このクズはレベルが違います。
世界の侵略的外来種ワースト100にも選ばれるほど、その繁殖力はワールドクラスです!
こんな高い場所でもお構いなし。↓

もし庭などに生えている場合は、ほかの植物が巻き込まれないよう、気を付けてくださいね。
クズのツルを手に入れよう!
クズのツルは、柔らかさと適度なかたさを兼ね備えた非常にしなやかな素材です。
このしなやかさこそが、今回のリース作りの最大のメリットになります!
どこに生えてるの?
まずは生えている場所を探します。
河川敷や空き地、荒れ地など、わりとどこにでも生えています。
ポイントは「日当たりのいいところ」です。
なので、山の中よりも山のふもと(林縁)など、日光が当たりやすい場所を探してみるといいでしょう!
どんなツルをとればいい?
みつけたら、指の太さぐらいの太いツルをとりましょう。

下の写真のような細いツルは水分量も多く、折れやすいです。

ちなみにまっすぐしたツルは使いやすいですが、反対に木に巻き付いたようなくねくねしたもの、ネジ巻き状になったものは、形が面白くユニークなリースになります。
いろいろな形があるのも、自然ならではの面白さですね!!
実際に作ってみよう!
クズのツルが手に入ったらいよいよ工作タイム!
世界で一つのオリジナルリースをつくりましょう!
ちなみに私が採取したクズはこんな感じです。↓

てんこもりです!笑
葉っぱを落として…↓

太いツルだけを残しました。
ここから形をつくっていきましょう!
輪っかをつくろう!
葉っぱを落としたら、ツルを丸めて輪っかにしていきます。↓

ちなみに私が採取したクズは、生えてる時からすでに3本ほど束になって巻き付いておりました。
なので輪っかにするだけでもうすでにそれっぽい形に。
まさに天然のリース素材です!

輪っかをつくったら、その輪っかの周りにどんどんツルを巻き付けていきます。↓

まきまきまきまき…。
そして…!

クリスマスリース、土台の完成でございます~~!!✨
ちょっとしたゆがみだったり、枝が飛び出てたり、1本1本太さがちがったり…。
天然素材ならではの温かさがあります。
飾りつけをしよう!
せっかく天然のクズを使っているので、飾りけも人工物ではなく自然のモノを使ってみようと思います!
まずはこれ!松ぼっくりです。

こちらはキャンプをしたときに、着火剤として拾ったものです。
このキャンプ場の松ぼっくりがかなり立派で、着火剤として使うのがもったいなくてとっておきました笑
とっといてよかった…!
白い絵の具をぬってあげると雪が積もってるみたいでかわいいですよ!
「カラマツ」の松ぼっくりもありました。↓

どんどん行きましょう!




上から順に、椿(つばき)、綿花(めんか)、栃の実(とちのみ)、胡桃(くるみ)です!
椿や綿花の外側の乾燥して開く殻の部分を蒴果(さくか)といいます。
椿や綿花は種もかわいいですが、外側の殻もかわいいのでおススメです!
ちなみに綿花は野生のものではなく、種から自分で栽培したものです。
去年収穫できたものをとっておきました。
全体的に黒っぽいのでなにか明るいものを…。
と探していたらいいものがありました。↓

猫じゃらしです!
正式名はエノコログサ、モフモフがかわいいイネ科の植物。
そして中にはこんな色の物も。

こちらはムラサキエノコロでしょうか。
味のあるいい色をしています。
ちなみにエノコログサは枯れて種が落ちたものを採ってくると、家の中で種が散らばらずに済みますよ。
さらにこんなものも見つけました。

こちらはヤハズソウのなかま、マルバヤハズソウでしょうか。
丸い葉っぱがかわいいのと、枯れてもおしゃれになってくれそうなので採ってみました。↓

集めたものをまとめるとこんな感じです!

どう飾り付けるか、採ってる時からわくわくでした!
さっそく飾りつけ。↓


ちなみに接着にはグルーガンを使いました。↓

ボンドなどでもいいですが、姿勢を保つためにも速乾性のあるものがおススメです!
猫じゃらしやヤハズソウはリースの隙間に差し込むだけでもOK。

ズレが気になる人はもちろん接着しても大丈夫です◎
そしてついに…!!

じゃ~ん!!
世界に一つだけのオリジナル天然リースの完成です!!🎉🎉
おまけ 拾った素材の防虫について
今回使用したのは屋外で採集した素材ですので、虫が気になるという人もいるのではないでしょうか。
ちなみに実際採集しようとしたらアブラムシがついていたなんてものもありましたので、多かれ少なかれ虫はいるものと思ってもらった方がいいと思います。
私が行っている防虫について紹介します。
あくまで自己流ですので参考までに。
まずは「マニキュアのリムーバー液」を準備します。
(「除光液」なんて呼んだりもしますかね。)
ここで大切なのは「酢酸エチル」という成分が入ったものを選ぶことです。↓

私は昆虫標本もたまに作るので、それを使いまわしています。
アルミホイルで容器をつくり、ティッシュにしみこませて使っています。
これを素材とともに保存しておくと、殺虫剤として作用してくれます。↓

ここで注意点!!
①酢酸エチルは麻酔作用がある有害物質です!☠
必ず換気しながら扱いましょう。
私が大好きなDr.STONEでも酢酸エチルが麻酔薬として使用されていましたね。
吸引には十分注意してください。
②皮膚・眼への刺激があります。
直接触らないようにしましょう。
もし目に入った場合はすぐに大量の水で洗い流し、医師の診察を受けましょう。
③プラスチックを溶かす効果があります。
容器には直接つけないこと、また、ガラス容器やポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)の容器を使用しましょう。
④引火性があります。
火のそばでは使用しないでください。
以上のことから扱いには注意が必要になるため、難易度は高めです。
ハードルが高めだと思った人は、タンスの防虫剤などを使用するのもいいかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
身近にあるものでこんなにもステキなクリスマスリースが作れるとは、私もつくってみて最高に楽しかったです!✨
今回使用した素材以外でも飾りつけは十分可能ですので、皆さんもオリジナルのリースをつくってみてはいかがでしょうか。
ステキなリースで、ステキなクリスマスを!🎄🎄
それでは、また!


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