夏もようやく終わり、すっかり秋らしい陽気になってきましたね!🍁
食欲の秋、実りの秋…。秋はさまざまな植物が実をつける時期でもあります。
秋を楽しみながら近所を散策していたところ、なにやらおいしそうな実が…↓

見た目はおいしそうなブドウ…
だけど実はこれ、
「ヨウシュヤマゴボウ」という猛毒の植物なんです!
絶対に食べたり、触ったりしてはいけませんよ!
どんな植物なの?
ヨウシュヤマゴボウは北アメリカ原産の多年草で、日本では帰化植物(外来生物)として広く見られます。
畑や道端など、日本のいたるところで見かけることができる植物で、赤い茎とブドウのような紫色の実が特徴的です。
姿かたち🔍

- 茎(くき):赤く、まっすぐ上に伸び、大きくなると人の背丈を超えることもあります。まるで木の幹のように太くなります。
- 葉(は):大きな葉っぱをつけます。10cm以上になることも。
- 花(はな):夏から秋にかけて、白や薄いピンク色の小さな花をたくさん咲かせます。
- 実(み):ブドウのようにたくさんの実を房状につけます。最初は緑色ですが、熟すとツヤのある黒紫色になります。この実の汁は、昔からインクや染料として使われていました。
- 根(ね):太く長い。名前の通りごぼうのような見た目です。
要注意!毒のある植物です☠️
ヨウシュヤマゴボウは、美しい姿をしていますが、植物全体に毒が含まれています。
特に、根(ね)に毒が多く含まれており、誤って食べてしまうと、おう吐や下痢(げり)などの食中毒を引き起こすことがあります。
量によっては死に至ることも…。
↓見た目はゴボウのようですが…食べるな危険!!

実もブドウのようでおいしそうですが、絶対に口に入れないようにしましょう!
小さなお子さんがいる場合は、特に注意が必要です。
「子どものころ知らずに食べてた」←(!?)
「子どもが食べてるのをみて病院に連れて行ったことがある」
これは私が実際に聞いたことがあるエピソードです。
要注意です!
似ている植物に注意
ヨウシュヤマゴボウの実は、食べられるブドウやブルーベリーにそっくりです。

↑これがヤマブドウ。
ヨウシュヤマゴボウとの違いは
「つる性の植物である」
「ヨウシュヤマゴボウほど茎が赤くない」
「実がまるい」
などでしょうか。
まとめ
自然の中には、おいしいものもたくさんありますが、毒をもった似ているものもあります。
よく知らない植物は、触ったり食べたりしないように気をつけて、安全に自然を楽しんでくださいね!
それでは、また!!
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